1.法的素養
法務部員には法的素養が求められますが、民法の基礎的な知識があればひとまずは足ります。その後は、実務の中で、勤務先に適用される業法と、個人情報保護法、景品表示法、下請法などの頻出の法律を学んでいけば足ります。十分な知識を身につけてからと考えてしまうと、いつまでたっても業務を開始できません。
2.ビジネスを理解する
重要であるにもかかわらず軽視されがちであるのが、ビジネスを理解することです。ビジネスの構造がわからなければ、調査すべき対象も、契約書において確認すべき点もわかりません。ここでは、主として、どのようなビジネスではどのような点に注意すれば良いのかを確認していきます。
3.考える力
演習の素材は、全て講師が経験した業務を簡略化したものです。同種類型の登場頻度よりも、特徴的な類型を優先して取り上げます。身につける必要があるのは、この類型ではここに注意という知識ではなく、考える力だからです。考える力を身につければどんな類型にも対応できます。
4.思考過程をなぞる
テキストでは、講師が考える、あるべき思考過程を再現しています。実際の業務では、講師には知識と経験があるので、テキストよりも簡略化された思考をしていますが、基本的な思考の流れはテキストの通りです。
講師の思考が正解とは限りませんし、別の正解を否定するものでもありません。それでも、どのように問題に取り組むのか、ヒントにはなると考えています。